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太陽光発電に発送電分離が必要な理由

発送電分離とは、文字通り発電事業と送電事業を分離することです。

現在、日本でもこの発送電分離を進める動きが興っていますが、太陽光発電など再生可能エネルギーの分野では、

日本よりもヨーロッパが何歩も先んじています。  

電気というものは作れば作るだけ溜めておけるというものではなく、

しかも供給量を安定させないと送電網や電気設備を傷つけてしまうという性質があります。  

再生可能エネルギーの欠点はその供給の不安定さですが、ヨーロッパではさまざまな方法で

再生可能エネルギーの安定利用を行っています。  

ヨーロッパの電気事情で特徴的なのは、国境をまたいで伸びる充実した送電網です。

たとえひとつの国の中で供給不足または過剰になったとしても、その送電網を使って外国と電気を融通し合うことができます。

電力の融通で供給量を調整できるので調整弁としての火力発電の割合を減らし、

再生可能エネルギーの割合を増やしていくことができるのです。  

日本でもこのような送電網の拡充を目指して発送電分離が進められようとしています。  

電力会社から送電部門が分離され、各社で融通し合える電力量がさらに増えれば、

太陽光発電の普及をさらに進めることができるでしょう。

エネルギー 送電線

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