コラム

低コスト化・高効率化を実現する新型太陽電池として注目されている 「ペロブスカイト太陽電池」の

エネルギー変換効率において、世界で初めて国際標準試験機関で記録が公認され、変換効率15％を達成したと発表されました。

ペロブスカイト太陽電池とは、「ペロブスカイト半導体」を用いた有機系太陽電池です。

この新型太陽電池は、基板等に「塗る」という簡易な製造方法であり、印刷法を用いて 太陽電池を作製できるために、

従来の太陽電池に比べて製造コストの大幅な削減が可能とされています。  

また、高い光吸収能力を示すことで大きな電流を得ること等から、高効率化への期待も 高まっています。

発電層に使用されているペロブスカイトの塗布方法を改良することで、

表面の凹凸を制御して 変換効率および再現性を向上させることに成功しました。

基盤等に塗るだけとは、とても画期的な発明だと思います。

まだまだ開発途中であり、課題はあるようですが、このような太陽電池が実用化されることを期待しています。