COLUMN
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コラム
シェールガス
未曾有の犠牲者を生んだ2011年3月11日の東日本大震災。
災害への備えと並んで、エネルギー問題に対するわれわれの考え方にも、一石を投ずるものでした。
というのも、地震によって発生した福島原発事故では、放射能汚染という深刻な問題を引き起こしたからです。
もともと地震国である日本に、原子力発電所の増設を続けたエネルギー政策への疑問の声も巻き起こりました。
ところが、近年地下深いシェール(頁岩=けつがん)層にある原油や天然ガスを掘削する技術が、
エネルギー生産に革命を起こしたのです。
日本も主に中東の各国から原油を輸入してきましたが、アメリカもその例外ではありませんでした。
岩盤から掘削できるシェールガスは、世界のエネルギー構造に変革を起こすと言われており、
原油ほどのコストもかからないのも魅力です。今後の産業や経済を考える上でも、資源の確保はついて まわる問題です。
シェールガスの出現は、それらの課題を一気に解決してしまう可能性を秘めているとも思われます。
次回、シェールガス開発について、もう少し詳しくお話してみようと思っています。