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コラム

ゼロ・エネルギー・ハウス

近年、太陽光発電やエネルギー管理システムを装備したスマートハウスが急速に普及してきました。

特に太陽光パネルの搭載容量が5kWを超えるようになってから、ネット・ゼロ・エネルギーを実現できる住宅が増えています。  

今後さらに太陽光パネルの容量が大きくなって、電気機器の消費電力が減っていくと

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの比率はますます高まるでしょう。  

太陽光パネル(太陽電池)に加えて燃料電池と蓄電池を組み合わせた「3電池住宅」になれば、

エネルギー消費量の削減効果はいっそう大きくなるはずです。

住宅用屋根1

ネット・ゼロ・エネルギーの取り組みは個々の住宅にとどまらず、街全体で実現する試みも始まっています。  

大和ハウス工業が三重県で開発中の「SMA×ECO TOWN陽だまりの丘」が典型的な例です。

64戸のスマートハウスを建設するのと合わせて、住宅街の道路に沿って100kWの太陽光発電所を 設置します。

太陽光発電所だけでも年間の発電量は10万kWhになり、一般家庭で28世帯分の電力を供給することができることになります。

さらに、住宅の屋根に搭載する太陽光パネルの発電量と合わせれば、

街全体が「ネット・ゼロ・エネルギー・タウン」になり、 この先進的な住宅街は2015年7月に完成する予定です。  

経済産業省は2015年度も引き続きネット・ゼロ・エネルギーの補助金を実施する方針です。

ビル向けと住宅向けで合計150億円の予算を割り当てる方針で、2014年度の76億円から一気に倍増させる予定です。  

これまで以上のスピードで全国各地にネット・ゼロ・エネルギーのビルと住宅が広がっていくでしょう。

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