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コラム

省エネ・節電における個人の役割

省エネや節電に対する意識はとても大切なことだと思います。

一人一人の個人が励んでみたところで、大した力にはならない、という考えは間違っているのではないでしょうか。  

省エネ・節電の主役は産業界だと言われています。

それは、一般家庭とは比較にならないぐらいエネルギー消費量が莫大であり、

しかも省エネ・節電の知識や技術の蓄積量からしても違うからです。  

一方、個人がどんなに努力をしても省エネ・節電の効果は微々たるもので、

社会に対する貢献は目に見えにくいものがあります。  

それに、省エネ・節電に効果のあるとする製品にしても、それは経済市場において厳しい評価を受けることもあります。

どんなに省エネの効果が高くても、コストがかさむなどの理由で全く評価されないこともあるからです。

省エネ・節電は経済効果と相容れない場合が数々あることも、また厳然たる事実です。  

しかしながら、省エネ・節電を疎かにした結果として社会が不利益を被ることも多々あり、

これは経済などとはあまり相関関係がないでしょう。

そればかりか、エネルギー源のほとんどを海外に依存している我が国にとっては、これは安全保障問題でもあるのです。  

だから、どんなに全体に対しての貢献度が小さくとも、省エネ・節電における個人の役割を軽んじてはならないと思うのです。

全ての国民がこまめに電源を切るようになると、それが産業界へ何らかの刺激をもたらすようにもなるからです。

送電線6

個人個人の力は小さな力でも、社会全体で取組めば大きな力になる。

きっとそうであると信じています。  

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