COLUMN
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コラム
東京五輪は水素社会の見本
内閣府では2015年4月10日に総合科学技術・イノベーション会議を開催しました。
その会議では、2020年東京オリンピック・パラリンピックまでに水素インフラを整備し、
水素エネルギーシステムを実現することで「水素社会」の価値を世界に発信していく方針を示しました。
今回のプロジェクトでは、「水しか排出しない最新エネルギーで、移動・暮らしに次のクリーンを」をコンセプトとし、
長期的な目標として「国内外での水素製造・貯蔵・輸送といった新たなエネルギーインフラの整備」と
「日本での水素関連産業が世界市場で活躍」を置いています。
そのために、東京五輪で水素社会実現に向けた日本の可能性を世界に発信することが狙いです。
具体的には、「水素を作る」という面と「水素を利用する」という面の両面でのインフラ整備を 進めていく方針です。
「水素を作る」という面では、離島など再生可能エネルギーの利用が盛んな地域から
それらのエネルギーを活用して水素を製造して貯蔵し、それを首都圏に運搬するイメージを描いています。
「水素を使う」という面については、CO2フリー水素によって、 エネルギーの使用時に排気ガスを出さない環境作りを進めていきます。
東京オリンピックという大舞台をきっかけに、日本の「水素社会」に対する取り組みを 世界各国へと
発信してゆくことは、大変意義のあることでしょう。
また、それによって日本国内で「水素社会」の確立がされていくことを望んでいます。