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コラム

ヒツジとヤギの除草効果、太陽光発電に生かす

2014年2月に運転を開始した「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」の敷地の中に、

環境教育のための「とっとり自然環境館」があります。

建物や駐車場の周辺に広がる900平方メートルの草地を使って、ヒツジとヤギによる除草試験を4月18日から開始しました。

草が生え始める春から除草を開始して、雑草が繁茂する秋までを通して除草効果と除草品質を調べるようです。

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他の除草方法とのメリットやデメリットの検証や、地域住民が動物と触れ合うことによる

セラピー(癒やし) 効果も検証するようです。

太陽光発電では太陽電池モジュールにかかる影を避けなければなりません。

例えば、雑草による影や電柱・電線などの影も発電量に影響します。

そのため、地表をコンクリートやアスファルトなどで覆う、防草シートを使う、クラッシャーを敷く、

グランドカーバーの草を植える、除草剤を散布する、人の手で草刈をするなど、

さまざまな方法や対策で雑草対策を行っている方を今まで見てきましたが、

放牧というスタイルは見たことがありません。

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興味があったので、色々と調べてみると、既にヤギを放牧し、除草しているメガソーラーも存在しました。

この「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」には動物を見に来る親子連れもいるようで、

地域住民の癒しの場所としての役割も果たしているようです。

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