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コラム
電力自由化と発送電分離
現在、日本の電力会社は9社です。
明治以降から戦前までの間、今の体制になる以前は、少なくとも日本には電力会社が69社は存在した歴史があるようです。
主に今の数に統合された理由は先の世界大戦によるものだと聞いたことがありますが、現在はもうそんな時代ではありません。
電力の発電、送電や供給も自由競争の時代になってしかるべきではないでしょうか?
旧電電公社や国鉄も、民営化されて飛躍的にサービスが良くなりました。
仮に光ファイバーや携帯電話の事業者が今のKDDI、ソフトバンク、ドコモのみつどもえではなくNTTだけだったら、
我々が受けるサービスの質も、その価格もだいぶ違っていたことでしょう。
一消費者として考えてみると、発電事業にも市場原理、競争原理を導入することにより、
サービスの向上と電気料金が国際水準並みの低価格になることだけは、確実に予想できます。
海外では、原子力発電の電気を買いたくない人はちょっと値段が高めでも再生可能エネルギーの電気を
自発的に選択できるようになっている国もあると聞きます。
戦前や戦後の混乱期には、電力会社が独占企業である意味もあったかもしれませんが、今の時代は平和で比較的安定していて、
戦後の復興期に比べると随分と成熟しています。
今後は将来の電力会社の民営化を大前提に、どうすれば上手い具合に電気を安く安定して供給できる仕組みを作っていくか
を議論すべきだと考えています。