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コラム
原子力発電は未確立の技術
皆様、こんにちは。
今回は原子力発電について私の考えを述べさせて頂きたいと思います。
2011の東日本大震災に伴う原発事故の原因は、未だに放射線量が多く危険な状態が続いているので、
事故原因の調査が十分に行えません。
フランスで続けられていた高速増殖炉の研究・開発も、原型炉が原因不明の事故を起こして以来、停滞したままです。
どのような科学技術を応用した装置でも、何か不具合が生じた場合には、その原因を徹底的に調べあげ、
それを次の製品にフィードバックすることが必要です。
我が国が多方面において技術立国できたのは、このような地道な作業を連綿と続けてきたからに他ならないと思います。
しかしながら、原子力発電技術はその危険性の高さゆえに、事故が起こってもその原因を詳細に調査することが
ままならないという事態に陥りがちであり、そのためにフィードバックが思うようにできません。
フィードバックができないから技術的になかなか成熟せず、原子の火が灯ってから半世紀以上を経て、
原子力発電技術は未だに確立していないのです。
放射性廃棄物の安全な処理方法すら完成していないのだから、当面は技術として成熟することは難しいのではないでしょうか。
にも関わらず、政府や一部の知識人達は、原子力発電を存続させていくつもりなのでしょうか?
もっと、安全な方法へとシフトしてゆくべきではないでしょうか。