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発送電分離

皆様こんにちは。

私は40代の男性スタッフです。

今回は発送電分離について、私の想いを述べてみようと思います。

発送電分離(はっそうでんぶんり)とは、文字通り電力会社の発電事業と送電事業を分離することです。

発送電分離の目的は、多くの発電事業者の参入によって国際的に高いといわれている

電気料金の引き下げを目的にしたものだと思います。  

しかし現状においてその目的は達せられているでしょうか?

ものの料金というものは供給と需要のバランスが取れたところで決まります。

そのため、これまで発電量の30%程度を担ってきた原子力発電を停止した状態では、

供給(発電される電力)<需要(必要とされる電力)となり、このままでは料金を下げるといった

目的を達成することが出来ません。

発電可能量が潤沢にあることが必要なのです。  

また、電気という商品の特殊性を考慮する必要があります。

通信のように、電気はどこの会社の電気であると区別することはできません。

そのためA電力の電気は品質が悪い、B電力の電気品質が悪いという比較ができず、

電力系統に接続される位置で品質が決まるのです。  

そのために競争で得きるところは、単純に要求電気の料金でしかありません。

しっかりと制度設計をしなければ、資金体力のある会社の一人勝ちになり、最終的には生き残った会社が

好きなように料金を決めてしまい、電気料金が上がるということになりかねないのではないでしょうか。

送電線1

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