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コラム
火力発電と地球環境
今、日本は原子力発電所をほとんど止めて、電力のほとんどを火力発電に頼っていると言っても過言ではないでしょう。
その火力というものが地球に与える影響とはどういうものでしょうか。
まず、二酸化炭素の過剰放出ということがあげられると思います。
地球には酸素と二酸化炭素が空気中に存在し、動物は酸素を吸収して二酸化炭素を、植物は二酸化炭素を吸収して酸素を提供し、
これが循環して空気中の濃度はバランスがとれていたのだと思います。
ところが、火力による燃焼とは、空気中の酸素を用いて、二酸化炭素を放出するようになるのです。
これによって、放出される二酸化炭素を植物が吸収しきれなくなって、
空気中の二酸化炭素の濃度が上昇しつつあると言われているのです。
二酸化炭素濃度が上昇すると温室効果と呼ばれる現象によって、地球の気温が上がるという現象が起きます。
これが今の地球温暖化問題に発展しています。
燃焼は様々な場面でエネルギー源として活用されています。
自動車が動くのも燃焼による動力です。
火力発電所の燃焼は一時に莫大な酸素を消費して二酸化炭素を放出します。
いずれ地球というシステムは、このアンバランスを戻すために動くかもしれません。
様々な植物の異常繁殖、海における植物性プランクトンの異常発生など。
それでバランスが取れなくなると、最後には人間が住めなくなるというSF的な危機もささやかれています。
そのようなことを見ても、人間はもっと早く火力から次のエネルギー源へとシフトする必要があると 私は思っています。