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コラム
建材一体型の太陽電池
日本では太陽光電池は屋根の上に架台を載せ、それを介して固定するケースが
一般的に多くみられますが、中には太陽電池自体が屋根材もしくは窓となることもあり、
ベランダの手すりと一体化している例も見られます。
このような形態を「建材一体型太陽電池」といいます。
また、「建造物付加型太陽電池」という分類もあり、これにあてはまるものは、
建物の外壁などに取り付ける形態のものをいいます。
こうしたタイプは太陽電池と建物の一体感が強くなり、
太陽電池の存在が一見するとわからないようなデザインにすることも可能なようです。
このような建材一体型や建造物付加型の太陽電池は
窓など通常の太陽電池では設置が難しい場所に取り付けることができるのがメリットです。
反対にデメリットはモジュールや配線などの部材がオーダーメイドになることが多く、
一般的に価格が高めになってしまうことや、技術的にも建材としての耐震性や耐火性を
満たす必要があるので、通常よりも比較的製品化が難しくなるという点です。
しかし、今後も様々なメーカーからこのような建材一体型や建造物付加型の
太陽電池が発表されると予想できますので、将来的には今よりもコストパフォーマンスの
優れているものが出来上がると思います。
そうなれば、建材一体型や建造物付加型の太陽電池の普及も進み、
様々なバリエーションの太陽電池を選べる時代が来るかもしれません。