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コラム
世界最大の水上メガソーラーが日本に登場
水上設置型としては世界最大クラスのメガソーラー発電所が、兵庫県に登場しました。
兵庫県加東市の貯水池(西平池と東平池)につくられたこのメガソーラーは、
ふたつ合わせて1,000戸の住宅に電気を供給することができるほどの大規模施設です。
加東市の水上メガソーラーは、電子機器大手の京セラと東京センチュリーリースの合弁会社が建設したものになります。
完成に要した期間はわずか7カ月です。
京セラのリリースによれば、このメガソーラーは11,256枚の太陽電池モジュールによって、
年間330kWhの発電が可能になります。
計2.9MWの発電能力をもち、そのうち1.7MWを占める西平池の発電所は、
水上設置型としては 2015年4月8日の時点で世界最大だといいます。
さらにこの発電所は、台風に強い強度設計とモジュール式構造、
紫外線や腐食に強い高密度のポリエチレン製などの特徴をもっており、
水の冷却効果によって、地上に設置するよりも 11%以上の発電量が得られます。
水面を覆うソーラーパネルは、貯水の蒸発と藻の発生を抑えることもできます。
水上設置型のソーラー発電所は、世界各国に広がっています。
米国カリフォルニア州でも大規模プロジェクトが計画されていますし、
ブラジルでは350MWというとてつもない発電能力をもつ水上設置型の発電所を、
アマゾンの ウアツマ川に建設することを明かしています。
また、京セラは2014年12月、今回完成したものよりもさらに大きい約13.4MWの発電量をもつ水上設置型発電所を
千葉県市原市にある山倉ダムにつくる計画を発表しています。